Episode 3 プログラマーが知っておくべき基礎知識

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C言語学習やゲーム開発にのめり込み過ぎて、前回投稿時からかなり月日が経ってしまいました💦
ブログサイトなのに、定期更新さえして無いって…

さて今回は、プログラマーとして知っておくべき基礎知識について、書いてみたいと思います。

大抵のサラリーマンの方ならパソコンの操作スキル(特にWindows)は必須になっている今日この頃ですが、操作方法以外のパソコンに関する基礎的な知識(パソコンってどうやって動いているのかなど)を知らない方が大半かと思います。私も以前まではその一人でした。PowerPointやExcelなどで資料を作るのが目的の業務なら知っていなくてもいいと思いますが、HP作成やアプリケーション製作などのプログラミング業務を行う場合は、業務内容についての計画方法、プロセス分解方法や事前テストのやり方など、もっと専門的なことを知っておかないといけません。ましてや、プログラマーとして一人前になるには必ず知っておくべき知識だと思います。
そこで、そう言った知識を身につけるのにもって来いなのが、基本情報技術者試験を受験することです。

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験では、情報処理技術者なら知っておくべき基礎知識をチェックされます。
私は昨年初めて受験して、一回で合格しました。
国家資格でもあるので、プログラマーを目指す方はもちろんのこと、情報処理技術に興味がある方も含めて、是非抑えておきたい資格ではないでしょうか。

 試験機関のサイトはこちら → 独立行政法人 情報処理推進機構

基本情報技術者に関してネットで検索してみると、“そんな資格持っていても対して役に立たない…”とかの意見が多々あるようで、確かに国家公務員資格などと比べると持っていれば直接的に仕事につけるような効力はありませんが、業務受託する際のスキルの一つとして、情報処理技術者としての基礎知識は持ち合わせている証明にはなるのかなと思います。

もう少し簡単な試験でITパスポート試験というものがあります。IT知識の把握レベルを確認したいだけなら有益だと思いますが、受験費用は基本情報と同じ7500円(2024年3月時点)で、どうしても基本情報技術者試験より下位のものというイメージがあるので、私は興味がなかったですね。

それで試験の大まかな概要ですが、科目A試験(旧午前試験)と科目B試験(旧午後試験)の2部から構成され、試験時間は科目A試験は90分、科目B試験は100分で、いずれも1,000点満点中600点以上を取れると合格です。科目A試験は基礎知識に関するもので、学生時代に暗記が得意だった方なら楽勝な内容です。暗記が苦手な方でも、根気よく繰り返し資料を読んだり問題を解いたりすればクリアできると思います。

しかし、問題なのは科目B試験です。
科目B試験は実技にまつわる内容なので、実際にプログラミングして何かの実行データを作ったことがあって、プログラムがどのように指示されて動いているのかなどがわかっていないと解けないです。以前は受験する言語をあらかじめ選べたようですが、私の受験時(2023年)には、C言語を模倣したようなものに統一されていました。ですが、使っているコマンドなどは多くの言語で使われているものになっていたので、その意味はすぐにわかったので、言語違いによる解りにくさなどは全くなかったです。詳細の出題内容は記載できませんが、プログラム構築経験が少しあれば問題なく合格できるでしょう。私の場合、科目A試験よりも科目B試験の方が、得点が高かったです!
そういう訳で、この科目B試験こそが、プログラマー実務スキルのちょっとした証明になるのかなと思います。

ちなみに学習期間ですが、私の場合は、科目A試験に関しては2ヶ月程度で、最初に書籍を一冊購入しましたが、主な学習媒体はWeb教材でした。詳しくはこの後で説明します。
科目B試験については、以前からPythonでwebアプリを模倣して作成するなどで、ある程度プログラミング経験を積めていたので、この試験用に特に何か勉強したというのは無かったです。普段からプログラミングに慣れ親しんでいれば、特に問題無しです。なので、学習期間の目安とかは無いですかね。自信が持てたら受験するで良いかと。

おすすめの学習サイトなど

基本情報技術者試験(主に科目A試験)に向けて、実際に私が活用したウェブサイトや教材を紹介します。

  • Udemy講座
    ”令和5年版:参考書の著者直伝!【基本情報技術者試験 科目A】講座 基礎理論から経営戦略までの全範囲を網羅(作成者:石田宏実さん)”
    こちらの講座は、ビデオ教材になります。講師の方が資料を使って説明してくれる方式で、試験の躓きポイントなどや過去問からの今後の出題傾向など、作者の方が詳しく教えてくれるので、単にビデオを流して聴いているだけでもかなり勉強できました。
    なお、Udemy講座は通常時だと1講座大体2万〜3万円するのですが、毎月定期的に9割引き程度のセールを開催するので、その期間を狙って購入する方が良いです。なので、1講座2千円とかで購入できます。
  • Web学習サイト
    基本情報技術者試験ドットコム
    こちらのサイトは、基本情報技術者試験の合格を目指している方々をサポートする目的で運営されているらしく、web上で随時テスト形式で問題が出題される過去問道場などもあり、私はある程度学習したら、こちらの過去問道場で確認、ということを頻繁にやってました。非常に役に立ったサイトです。
  • 書籍
    ”ニュースペックテキスト 基本情報技術者 20〇〇年度版 (情報処理技術者試験) TAC出版”
    こちらの本は、カラー構成で図表がふんだんに使われており、読みやすそうなので購入しました。ただ、ページ数が700ページ近くあって、全部は読んでません。勉強を始める上で最初に購入した媒体ですが、上の二つと比べると、主に用語の意味を調べたり把握するのに使ってました。本は手元にあるといつでも読めるので、受験が終わってからも、業務上でも使えるものなので、一冊あって損はないと思います。

まとめ

以上簡単ですが、プログラマーが知っておくべき基礎知識と題して、基本情報技術者試験について書いてみました。これから受験される方のご参考になれば幸いです。
基本情報技術者試験には、さらに上位試験の応用情報技術者試験というものも存在します。私も応用試験も受けてみようかぁと思っている今日この頃です。